毎月給料日が待ち遠しく、月末になると財布の中身がカラカラ…なんて経験はありませんか?
私も長い間、「生活ギリギリで貯金できない」状態に悩まされてきました。
でも、小さな工夫を積み重ねることで、今では毎月しっかり貯金できるようになりました。この記事では、私が実際に行った節約術を紹介します。
「生活ギリギリで貯金できない」と感じる人の特徴5つ
まずは、私が以前抱えていた問題点を振り返ってみます。あなたにも当てはまることがあるかもしれません。
1. 収入と支出を正確に把握していない
毎月いくら稼いで、いくら使っているのか。具体的な数字を把握していないと、お金がどこに消えるのか見えません。私も以前は「なんとなく」で家計を管理していました。
2. 固定費の見直しをしていない
家賃、保険、サブスクリプションなど、毎月自動的に引き落とされる固定費の総額を把握していない人が多いです。気づかないうちに固定費が膨らんでいることもあります。
3. 「ちょっとした出費」を侮っている
コンビニでの飲み物、ランチの少しのアップグレード、ちょっとしたオンラインショッピング…。一回あたりは少額でも、積み重なると大きな金額になります。
4. 「今月だけ特別」が常態化している
「今月は特別だから」と自分を納得させて予算オーバーしていませんか?実は毎月何かしらの「特別」があるものです。
5. 貯金の優先順位が低い
「余ったら貯金する」という考え方では、決して貯金は増えません。先取り貯金の習慣がないことが、生活ギリギリな状態を招いています。
貯金できない原因は「思い込み」にあった
私が貯金できなかった最大の理由は、実は自分自身の「思い込み」でした。
「自分の収入では貯金なんてできない」
「ちゃんとした貯金をするには、もっと稼がないと」
「今の生活レベルは最低限だから、これ以上節約できない」
こんな考えが頭の中にあり、最初から諦めていたのです。
しかし、実際に家計の見直しを始めると、無駄な支出がたくさん見つかりました。思い込みを捨てて、冷静に自分の家計と向き合うことが第一歩でした。
貯金の基本ルール:
収入 – 貯金 = 支出
従来の「収入 – 支出 = 貯金」という考え方ではなく、先に貯金を確保する習慣をつけることが重要です。
私が実践した「生活ギリギリ脱出」のための具体的な対策
では、私が実際に行った対策を紹介します。すぐに実践できるものばかりです。
1. 家計簿アプリで「見える化」する
まず着手したのは、支出の「見える化」です。私は無料の家計簿アプリを使いました。
最初の1ヶ月は、コンビニの100円の支出も含めて全ての出費を記録しました。そうすることで、思わぬムダが見えてきます。
例えば、私の場合:
- コンビニでの飲み物代:月約5,000円
- 会社近くのカフェでのランチ:月約20,000円
- 使っていないサブスクリプション:月約3,000円
合計すると月28,000円。年間にすると336,000円もの金額になります!
2. 固定費を徹底的に見直す
次に取り組んだのは固定費の見直しです。
スマホ代:大手キャリアから格安SIMに変更し、月7,000円→2,000円に削減。
保険:見直しを行い、月15,000円→10,000円に削減。
サブスクリプション:使っていないサービスを解約。月6,000円→3,000円に削減。
固定費だけで月13,000円の削減。年間で156,000円の節約になりました。
3. 先取り貯金を始める
固定費の見直しで生まれた余裕を使って、給料日に即座に一定額を貯金口座に振り分ける習慣をつけました。
最初は月5,000円からスタート。慣れてきたら少しずつ増やし、現在は月30,000円を貯蓄に回しています。
4. 「ルール化」で迷いをなくす
日々の選択で迷わないよう、いくつかのルールを自分に課しました。
- 平日のランチは自炊:週4日は弁当持参
- 飲み物は水筒持参:マイボトルを活用
- 買い物は24時間ルール:欲しいものがあっても、24時間考えてから購入
こうしたルールのおかげで、「今回だけ特別」という言い訳が通用しなくなりました。
無理なく続けられる!お金が貯まる生活習慣
節約や貯金というと、「我慢の生活」をイメージする人も多いと思います。でも、工夫次第で無理なく続けられる方法があります。
1. お得な趣味を見つける
私の場合はゲームです。初期投資は必要でしたが、その後はゲームを買って、クリアしたら売ることをすると定価の2割くらいの金額で遊べます。
他にも外食の代わりに自炊の腕を磨くなど、お金をかけずに楽しめる方法を探すのがポイントです。
2. ポイント活用を極める
キャッシュレス決済のポイント、クレジットカードのポイント、各種キャンペーンなど、無理なくポイントを貯める仕組みを構築しました。
年間で約30,000円分のポイントを獲得できるようになり、これを特別な外食や旅行資金に充てています。
3. 「ご褒美」を設定する
全てを我慢するのではなく、目標達成時の「ご褒美」を決めておくことで、モチベーションを維持できます。
例えば「3ヶ月間の節約目標を達成したら、欲しかった商品を買う」といった楽しみを計画的に組み込むことが大切です。
今すぐできる!「生活ギリギリから脱出」3ステップ
ここまで読んで「なるほど」と思っても、行動に移さなければ何も変わりません。今日から始められる具体的なステップを紹介します。
ステップ1:家計の現状把握(所要時間:2時間)
まずは直近3ヶ月の収支を洗い出しましょう。
- 給与明細を確認
- 通帳やクレジットカードの明細をチェック
- 固定費のリストアップ
現状を正確に把握することが、全ての始まりです。
ステップ2:削減できる支出を洗い出す(所要時間:1時間)
支出の中から、以下のカテゴリを探します。
- 不要な固定費(使っていないサブスクなど)
- 代替可能な支出(外食→自炊など)
- 習慣的な無駄遣い(コンビニでの衝動買いなど)
ステップ3:自動化の仕組みを作る(所要時間:30分)
銀行やネットバンキングで、給料日に自動的に一定額を貯金口座に振り分ける設定をしましょう。
最初は月収の5%程度から始め、慣れてきたら少しずつ増やしていくことをおすすめします。
効果的な貯金口座の分け方
- 生活防衛資金(3〜6ヶ月分の生活費)
- 特定目的資金(旅行、車の購入など)
- 長期投資資金(老後、子どもの教育など)
目的別に口座を分けることで、お金の管理がしやすくなります。
「貯金できた!」を実感できる小さな成功体験
私が節約を続けられた最大の理由は、小さな成功体験の積み重ねです。
最初の1ヶ月で5,000円貯金できた時の喜びは今でも忘れられません。「自分にもできる!」という自信がついたのです。
節約生活を始めて1年が経過した時点で、貯金残高は30万円を超えていました。「生活ギリギリ」だった私が、半年分の生活費を貯められたのです。
この経験から、継続のためのコツをいくつか紹介します:
- 月1回は貯金通帳を確認する:増えていく金額を実感することが大切
- 節約の成果を記録する:家計簿アプリのグラフ機能などを活用
- 小さな目標達成を祝う:5万円貯まったら小さなご褒美を
まとめ:「生活ギリギリ」から抜け出す最初の一歩を今日踏み出そう
「生活ギリギリで貯金できない」状態から抜け出すには、小さな一歩を踏み出すことが何よりも大切です。
この記事で紹介した方法を全て一度に実践する必要はありません。まずは以下の3つから始めてみてください:
- 現状把握:家計簿アプリで支出を記録してみる
- ムダの削減:一番無駄だと感じる支出を1つ見直す
- 少額でも貯金開始:月1,000円からでも先取り貯金を始める
私も最初は「どうせ無理」と思っていました。でも、小さな変化を積み重ねることで、確実に状況は改善していきます。
人生は長いマラソンです。今日からスタートを切れば、1年後、5年後には大きな差となって表れるでしょう。
皆さんの家計改善の旅に、幸運があることを願っています!
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